『お母さん、娘をやめていいですか?』第4話 あらすじネタバレ&感想 母の甘い罠にご注意!
引用先:http://www.nhk.or.jp/nagoya/okamusu/
斉藤由貴と波瑠が親子を演じるNHKドラマ10「お母さん、娘をやめていいですか?」、第4話は「甘い罠」です。すっかりホラーテイストになってしまいましたが、ホームドラマです。今回も斉藤由貴と波瑠の瞳の対決がみものです。
では、第4話のあらすじネタバレと感想をご紹介します。
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『お母さん、娘をやめていいですか?』の第4話あらすじネタバレ
引用先:http://www.nhk.or.jp/nagoya/okamusu/
祖母・玲子(大空眞弓)が老人ホームで倒れる。美月(波瑠)は父・浩司(寺脇康文)と顕子(斉藤由貴)と共に駆け付けます。玲子は顕子に「どうしてできないの、ダメな子ね」といったまま死んでしまう。
顕子のショックは激しく、寝込み、美月に甘えるようになる。美月に「松島さんとママとどっちが大事?」と、聞いたりします。そこで、美月はいったん付き合いをやめようとするが、松島のアパートで家より居心地のよさを感じます。
遅く帰った美月と顕子は口論になります。そして、顕子は松島のところに行き、「美月をよろしくね」といいつつ、松島の腕の中で涙を流します。それを見ている人影があります。松島の上司の立原真紀(壇蜜)です。
波乱の最後ですね。きっと真紀は美月に見たことをいいますね。そういう人がいないとドラマは生まれません。
しかし、美月と顕子の口論は怖かったです。また、二人の大きな瞳の対決でした。二人を映すカメラが手ぶれをしていて、それが二人の不安定な心をうつしているようで、こちらも不安になりました。表面上は、決して怒鳴ったりしているわけではないけれど、真綿で締め付けあうような緊迫感があります。お互い自分の存在をかけて戦っているようです。
前半も怖かったですね。祖母が死んだとき、呪いのような言葉を放ちます。「ダメな子ねぇ」。なぜ、いいことは本人に言わず裏で言って、悪いことは最後に言うのでしょうか。そういうことってありますよね。間が悪いというか、なんでも悪い方に転がっていくこと。
真実を伝えあえれば、祖母と顕子の関係もそれほど悪くはなかったはずなのに。間柄が近いほど関係は難しいですね。
『お母さん、娘をやめていいですか?』石井杏奈がかわいい!
引用先:https://www.ldh.co.jp/talent/talent/ishii_anna/
顕子は、母の「ダメな子ども」のまま、恋人にふられたところで時間が止まっていますね。美月は英語の先生で、学校という場があるから、問題に巻き込まれながらも、少しずつ成長しています。
その問題のある生徒、後藤礼美を演じているのが石井杏奈です。長い髪が印象的で、いまどきのちょっと屈折した女の子の役です。本人は純粋だけど、たぶん表現が下手なんだろうな、むしろ問題があるのは家庭だろうな、という役です。
石井杏奈はE-girlsのメンバーで18歳。映画『ソロモンの偽証』でも屈折した役を見事に表現していて、ブルーリボン賞新人賞をとっています。
だから、本人もそんな子かなぁ、と思ってしまいますが、E-girls で活動しているときは、すごく屈託なく楽しそうで、もちろんダンスも上手です!ちょっとほっとしました。
今は日本郵政のCMにも出てますね。
石井の母親役を演じているのが池津祥子(いけず しょうこ)です。大人計画所属なので、宮藤官九郎のドラマなどにはよく出ていますね。
福島出身で映画『フラガール』にも出ていました。脇役で欠かせない人です。ちょっと蓮っ葉で本音で生きている感じです。いつも美月に敵意を表していますが、彼女も一生懸命生きていて、子育てして、なかなかうまくいかなくて苦しんでいるだろうなと思います。
だれが悪いわけでもなく、どうすればいいかもわからず、みんなさまよっているようです。そういうところがこのドラマは共感を呼びますね。
『お母さん、娘をやめていいですか?』まとめ
最後のシーン、顕子はどういう心境なのでしょうか。私にはもう分かりません。本人にも分からないかも。考えてやっていることのようにも思えません。
ただ、これからもっと混乱しますね。まだ光が見えてませんが、大丈夫でしょうか。
父親が「自分も大変なんだ」と言ったのは、前進かもしれません。少なくとも、もう黙って知らない顔をすることはできなくなりました。松島は戦うといってくれたけれど、まだ、危ういです。
来週は「裏切り」です。二人の抱擁を知って、美月は母と松島、どちらを信じるのでしょうか。ますます混乱してきましたね。