『お母さん、娘をやめていいですか？』第1話あらすじネタバレ＆感想！最終回を大胆予想！？

引用先：http://www.nhk.or.jp/nagoya/okamusu/

波瑠と斉藤由貴主演のＮＨＫドラマ10「お母さん、娘をやめていいですか？」が始まりました。ＮＨＫドラマ10といえば、「セカンドバージン」など、大人の女性が主役の、話題性のあるいいドラマが多くあって期待できます。しかも、今回の原作脚本が井上由美子。最近では『昼顔』など、今をとらえた問題作を書き、しかもどの作品もおもしろい！これを見逃す手はないでしょう。

今回は全８回で名古屋局制作です。ちょっと怖いドラマのようですが、初回はどうなっているのでしょう。
『お母さん、娘をやめていいですか？』の第１回あらすじネタバレと感想をご紹介します。

『お母さん、娘をやめていいですか？』の第１回あらすじネタバレ

早瀬美月（波瑠）と母の顕子（斉藤由貴）は誰もがうらやむような仲の良い母娘。知らず知らずのうちに母の顔色をうかがい母の言う通りにする美月。彼女にはひとつ秘密がある。それは頭の10円ハゲ。家を新築することになり、ハウスメーカーの担当の松島（柳楽優弥）と出会う。彼を気に入った顕子は美月につきあうように勧めるが、そのデートの後をこっそりつけている…。

怖いですね～、後をつけているときの顕子の顔。照明で、斉藤由貴の肌色の悪いこと。女優というより人間の怖いところを見せています。いつも顕子の顔色をうかがう美月もある意味気持ち悪い。似合わない洋服を着て、満足そうな様子も、ほんとはそう思ってないでしょう、と言いたくなる。

だから、松島（柳楽優弥）がその中に入っていくのが痛快です。だれもその気持ち悪さを指摘しないからここまで来たのでしょう。そういう意味では、いちばん側でただ見ていた父親（寺脇康文）の罪も重いかもしれません。

でも、父もまた秘密を抱えています。会社でなリストラされそうなこと。彼も男らしく、父らしく振舞えない弱さがあります。だれも悪くない。でも、この状態はおかしい。どこかで歪みが大きくなり、ついには破たんするでしょう。今は10円ハゲだけど、美月の心はもっと悲鳴を上げています。

最後、美月が顕子の前で松島の手を取ります。それが美月の人生で初めての母への反抗です。これからスリルのある展開が始まりそうです。

『お母さん、娘をやめていいですか？』の第１回のキャストはどう？

斉藤由貴の、かわいい表情をしていたかと思うと、次の瞬間怖さを見せるところ、そしてすぐにかわいい表情に戻るところがいいですね。これでじわじわ波瑠を追い詰めます。

波瑠はしっかりしてそうで、心は不安でゆれてるところがぴったり。きれいだけどダサい洋服の波瑠も、なかなか見どころです。

二人の間の柳楽優弥も、底を見せない、得体の知れなさがいいですね。ほんとにいい人？策略家？本当に好きになるの？それが見えません。調子のよさに心を許すと、大変なことになりそう。そういうところがうまいです。映画『ディストラクション・ベイビーズ』でキネマ旬報の主演男優賞を受賞していましたが、今、№１の若手俳優だと思います。

映画『ソロモンの偽証』で注目されたE-girls石井杏奈もよかったですね。いまどきの女の子を繊細に演じてます。

しかし、井上由美子の脚本の意地悪なこと。後藤礼美（石井杏奈）の母親が美月にいったセリフ「きれいな肌しやがって、あんたなんかに何が教えられるのよ！」には、思わず「肌は関係ないでしょ！」とつっこみつつも、女の人にしか書けない本音のセリフだなぁと恐れ入りました。

『お母さん、娘をやめていいですか？』の最終回大胆予想！

このドラマ、早瀬美月（波瑠）と母の顕子（斉藤由貴）が一人の男を取り合うという話のようです。その最終回はどうなるのでしょうか、大予想！

娘が勝つか、母が奪うかというドロドロ恋愛話、ではないです。依存しあって実は苦しい母と娘が、恋愛をきっかけに、そのことに気づき、二人とも自立するという話でしょう。きっかけとなる男は、いわば成長の踏み台のようなものです。

最終回は、波瑠は前よりいい英語の先生になり、顕子は娘に過干渉しなくなり、趣味の人形作家という仕事をしだし、夫は会社をリストラされるが新しい一歩を踏み出し、新しい家に住むという結末でしょう。

物足りない？まじめすぎ？大丈夫、そこまではけっこう怖くて、ドロドロしますから。
「親が重い」という現実にたくさんいる娘たちには、せめてこのくらいの最後を用意してあげたいです。

では、次回の予告をチェックしてくださいね―もう『三角関係』！
怖い、けど、ちょっと笑える。

引用先：http://www.nhk.or.jp/nagoya/okamusu/story.html